小鳥が残してくれたもの。。。

出かけようと、駐輪所へ降りていくと小鳥がうずくまっていた。

鳥がうずくまるのかどうかは知らないけれど、スズメのように
チョンチョンと動くのではなく、その場から動く気配がないのだ。
人間がこんなに近づいているのに鳥が逃げないという経験は過去にない
見たところ飼い鳥でもなさそうだ、餌付けされていない鳥なのに。と
思っていると、ミミズをくわえた同じような鳥がもう一匹やってきた。
少し離れた自転車のサドルにとまると、グェー!キョエー!フェゲー!
と梅図かずおの恐怖漫画に出てくるような形相で必死に鳴き声をあげ
俺を威嚇しはじめたのだ。俺は至って冷静で鳥はミミズをくわえたまま
鳴けるという事と、鳥にも表情があるという事をはじめて知って感心していてた。
とりあえず、うずくまっている小鳥に近づいて外傷がないか見てみることにした。
一歩踏み出すと奇声を上げていた鳥は危険を感じたのか
飛び立ったっていったが、うずくまっている小鳥は瞬きこそすれど
逃げる気配が全くない、さらに近づく
もう用事はあきらめた、一番近い動物病院の場所を思い出そうとしていた
恐らく、野良猫にでも襲われて逃げてきたのだろう。
小鳥に触れれるほどの距離に近づいた、ところが見たところ外傷はない。
少しホッとし、そして、その愛らしい姿を至近距離で写そうと携帯を近づけた時に
ストラップが地面に触れ「カラン」と音がした瞬間、その小鳥は勢いよく飛び立ったって行ったのだ!
唖然とする俺と、その小さな体に似つかわしくない大きな生まれたての

ウンコを残して…。